2016年8月23日火曜日

確率と試行回数から考える難題への対処の仕方について

最近習慣化した考えの中で、自分の中で画期的なものについて書きます。


何か確率の低いこと、本来自分の力だけではどうにもならない、実力以上に、強烈に運が作用する課題について、それを確実に、自分の力でクリアに持っていく方法です。

それは「試行回数を増やして確率を上げる」というものです。

例えば1%しか成功しない課題について、やはり1回チャレンジしただけでは確率は1%です。しかしこれを2回チャレンジすることにより、「少なくとも1回成功する確率」は2%となります。また50回チャレンジすることにより、「少なくとも1回成功する確率」は4割程度になり、100回で6割を超え、460回目では99%に達します。
http://www.geocities.jp/ngntks57/etc/probability.htm

1回めで成功させようとするからきついのであって、はじめから460回試行する長期的な計画を立てていれば、成功は「計算」できるものなのかもしれません。

この戦略を進めていくうえで重要なのは、やはり「諦めない」ということと、「諦めないシステムをどのように構築していくか」ということだと思います。

1%の穴を通せない人間というのは、それまでの460回の試行回数に耐えられないのだと思います。というか普通の人間はそうだと思います、ただサイコロを振るような一瞬で終わる単純作業ならまだしも、試験に受かるとか、何かの賞を受賞するとか、そもそも試行するのに大きなエネルギーを必要とする作業を行う場合、通常の人間は試行仕切る前に心が折れてしまいます。


しかし、そこで「心が折れないこと」を「才能」と置き換えてしまうのもまた早計な気がします。私はその莫大な試行回数を支えるためには、ある意味「根拠の無い自信」がどうしても必要なのではないかと思いました。


私は、親にすぐ、「お前はダメだ」と言われ、成功しても「成功して当然だと思っていた」と言って育てられたため、非常にセルフイメージが低い人間でした。失敗することが怖く、失敗を避けるため、1回で成功する確率をしっかりと上げきってから、何事にも挑戦するタイプでした。

だから試験など、はじめから成功確率が数十%あるものについては強かったですが、逆に10%を切るようなもの、例えば小説の新人賞などは、そもそもチャレンジするのに莫大なエネルギーを要しました。頑張れば頑張るほど、失敗した時にエネルギーが心に還り、プライドをずたずたに引き裂かれることを何となく予知していたためです。私は1回の失敗に耐えることの出来ない人間でした。


確率がはじめから数十パーセント与えられている課題については、例えば試験勉強で言えば、該当の範囲の勉強を何度もする、問題を多く解くことで、「1回で成功する確率」を高めることができます。しかし、元々数%もない確率に対して、盤石の体制で向かおう、ましてや1発で通そうなどと、土台無理な話なのです。


試行回数を増やすためには、失敗にゆるがない「根拠の無い自信」が必要だと思います。「これだけやったから絶対に受かる」という、「根拠のある自信」ではダメなのです。「根拠のある自信」は、成功すればよいのですが、失敗した時、逆説的に今までしてきたことの意味がすべて瓦解してしまうという致命的なもろさがあります。努力についてリスクヘッジをするのであれば、そもそも成功への自信に対する根拠などもつべきではないのです。


私はずっと、自分の低いセルフイメージをなんとかする方法を、思春期の頃からずっと探し求めてきました。そして成人したことが遠い昔のこととなった今、ついに見つけました。

それは、「1.早寝早起き」と「2.部屋の掃除」と「3.筋トレ」です。

これらは全て私の個人的な実感に基づくものであり、科学的な根拠などは一切ありません。しかし、1.2.3.の順番で効果があるように思います。このことに気づいてから、私は特に1.2.をとても大切にするようになりました。もちろんこれに加え、「確率」を上げるためのスキルアップを、毎日しなければならないのは言うまでもありません、が、1.ができれば、朝活などを利用して、スキマ時間を作り、毎日これを続けるのは非常に容易なことであるように思います。とにかく1.2.が大切です。


あまり明確な根拠もない、個人的に画期的だった考え方と方策ですが、もしこれから何かにチャレンジしたい、ネガティブな自分を克服したい、などと思っておられる方、有用な考え方のひとつになるのではないでしょうか。

なんにせよ、大切なのは続けること、そして、続ける強さにこそ、投資すべきということだと最近思っています。

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